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大学の空きコマ、一人で何する?友達と予定が合わない日のおすすめの過ごし方

書類を読みながらキャンパスを歩く女性 ライフスタイル

・大学の空きコマを一人で過ごすことは珍しいことではなく、「友達がいない」と考える必要はない
・空きコマは勉強だけでなく、休憩したり好きなことをしたり、自分を整える時間として使ってもいい
・「有意義に過ごさなきゃ」と考えすぎると、かえって何をするか決められなくなることがある
・一人の空きコマだからこそ、自分の気分に合わせて自由に過ごせる

大学の空きコマ、一人になったら何をすればいい?

「今日、3限空いてるけどみんな授業か……」
大学では、自分だけ授業がない「空きコマ」ができることがあります。いつも一緒にいる友達と時間割が違えば、一人で1時間以上過ごすこともあるでしょう。

最初は「図書館で課題でもやろう」と思っていたのに、いざ一人になると何をすればいいかわからない。大学構内を歩いていると友達同士で過ごしている人ばかり目に入って、「一人でいるのちょっと気まずいかも」と感じる。

結局スマホを見ていたら時間が終わって、「せっかく空きコマだったのに無駄にした」と後悔する。
でも、空きコマは必ずしも「有意義なことをしなければいけない時間」ではありません。むしろ、自分で過ごし方を決められる大学生活ならではの時間です。

「一人でいるところを見られるのが恥ずかしい」と感じるのはなぜ?

大学で一人になること自体よりも、「一人でいる自分を誰かに見られること」が気になる人もいます。
食堂で一人でご飯を食べていたら、「友達いないのかな」と思われそう。キャンパスで一人で座っているところを知り合いに見られたら気まずい。
そんなふうに、周囲から自分がどう見えているかを意識してしまうことがあります。

しかし大学では、学生によって履修している授業も空き時間も違います。一人で移動したり、課題をしたり、ご飯を食べたりする場面は自然に生まれます。

「一人でいる=友達がいない」ではありません。
友達がいても、時間割が違えば一人になる。それくらいに考えてみてもいいでしょう。

空きコマを「充実させなきゃ」と思いすぎていない?

空きコマがあると、「せっかく時間があるんだから何かしないともったいない」と思うことがあります。
課題を終わらせる。資格の勉強をする。就活を進める。本を読む。
もちろん、それができれば達成感があります。

でも毎回、空きコマを「成長する時間」にする必要はありません。
朝から授業を受けて疲れているなら、休むことも必要です。好きな音楽を聴いたり、ぼーっとしたり、コーヒーを飲んだりする時間があってもいい。

空きコマを「何かを達成する時間」ではなく、次の授業まで自分を整える時間と考えてみると、過ごし方の選択肢が広がります。

① 頭を使いたくない日は「何もしない空きコマ」

疲れている日におすすめなのは、あえて何もしないことです。
静かな場所へ移動して、イヤホンで音楽を聴く。カフェで好きな飲み物を飲む。外のベンチでぼーっとする。少し散歩する。

大学では、授業を聞く、人と話す、移動する、アルバイトへ行くなど、意外とたくさんの刺激を受けています。
空きコマまで予定を詰め込まず、「今日は休憩」と決める日があっても構いません。

② 課題がたまっている日は「一つだけ終わらせる」

空きコマを勉強に使いたいなら、「いろいろやろう」と考えるより、一つだけ決めるのがおすすめです。
「レポートを終わらせる」ではなく、「参考文献を一つ読む」。「テスト勉強をする」ではなく、「教科書を5ページ読む」。

空きコマは長そうに見えて、移動や準備を含めると意外と短いものです。
最初から小さなゴールにしておけば、「何もできなかった」という感覚も減らしやすくなります。

③ 気分転換したい日は大学の外へ出てみる

次の授業まで時間に余裕があるなら、大学の外へ出てみるのも一つです。
近くのカフェへ行く。本屋を見る。公園を歩く。気になっていたお店へ行く。

毎日同じキャンパスで過ごしていると、授業と授業の間まで「大学モード」が続きます。
少し場所を変えるだけでも、気持ちが切り替わることがあります。
大学周辺で「一人で行ける場所」をいくつか見つけておくと、空きコマの選択肢も増えていきます。

④ 将来が少し気になる日は「20分だけ調べる」

就活や将来のことが気になっているなら、空きコマの一部だけ使ってみる方法もあります。
気になる企業を一社見る。大学の留学制度を調べる。資格について調べる。興味のある仕事を検索してみる。

ポイントは、空きコマ全部を使わないことです。
「20分だけ調べたら、残りは休む」と決めても構いません。
将来について考えることは、一度に答えを出すことではありません。短い時間でも少しずつ情報を集めることで、「これ気になるかも」というものが見つかることがあります。

⑤ 一人だからこそ「好きなこと」をしてみる

空きコマは、自分の好きなことを探す時間にもできます。
本を読む。写真を撮る。日記を書く。動画を見る。音楽を探す。行きたい旅行先を調べる。
「そんなこと大学でする意味ある?」と思うかもしれません。

でも、大学生活のすべての時間に意味や成果を求める必要はありません。
誰かに合わせず、「今、自分は何をしたい?」と考えられる時間を持つことも大切です。

スマホを見て終わっても自分を責めすぎない

「気づいたら1時間ずっとTikTokを見ていた」
そんな空きコマもあるでしょう。
そのたびに、「また時間を無駄にした」と自分を責める必要はありません。

ただ、毎回スマホを見て終わり、そのことを自分自身が嫌だと感じているなら、次回だけ少し変えてみます。
最初の30分は好きにスマホを見る。そのあと10分散歩する。最後の20分だけ課題をする。
「スマホを見ない」と禁止するより、他の選択肢を一つ足すくらいのほうが始めやすいでしょう。

一人の空きコマは「自分で決める練習」にもなる

友達と一緒にいると、「どこ行く?」「何食べる?」と相談して予定を決めます。
でも一人なら、自分で決めなければいけません。
今は休みたいのか。課題を進めたいのか。外へ出たいのか。誰かと話したいのか。
小さなことですが、「今の自分はどうしたい?」と考えて行動する時間になります。

大学生活では、授業、サークル、アルバイト、友達など、周囲に合わせる場面も少なくありません。
だからこそ、一人の空きコマは誰かに合わせなくていい時間として使うこともできます。

空きコマ用の「選択肢リスト」を作っておく

空きコマになってから「何しよう」と考えると、結局スマホを見て終わることがあります。
そこで、スマホのメモに「空きコマにやること」を5つくらい作っておくのがおすすめです。

例えば、「図書館で課題を一つ進める」「大学周辺を散歩する」「カフェで本を読む」「気になる企業を一社見る」「イヤホンで音楽を聴きながら休む」。
その日の気分によって、そこから一つ選びます。
毎回同じ過ごし方をする必要もありません。

小さな一歩から始めてみましょう

次に一人の空きコマができたら、最初にこう考えてみてください。
「今日の私は、休みたい?進めたい?楽しみたい?」
疲れているなら休む。課題が気になっているなら一つだけ進める。元気なら大学の外へ出てみる。
その日の自分によって答えが変わっても構いません。

空きコマを毎回完璧に使う必要はありませんし、一人でいる時間を「埋めなければいけない時間」と考える必要もありません。
大学の空きコマは、誰かと予定が合わなかったから仕方なく生まれた時間ではなく、自分だけで自由に使える時間でもあります。

「一人だから何をしよう」ではなく、「一人だから今日は何をしたい?」。
そんなふうに考えてみると、少しだけ空きコマが楽しみになるかもしれません。

図書館で机に本を置き、笑っている女性

MeWithを運営するMinds1020Lab(マインズテントゥエンティラボ)は、「なんとなく生きづらい」「心がモヤモヤする」と感じる10代・20代に寄り添いながら、心のはたらきについて研究しているチームです。
将来のことや友人関係、自分自身の悩みなど、学生が抱えやすい不安やモヤモヤを少しでも軽くするためのヒントを発信しています。詳しくはMinds1020Lab公式サイトをご確認ください。

心理学監修:横浜市立大学医学部 客員教授/中央大学文学部 教授 髙瀨堅吉
学生生活や人間関係など、若者が抱える悩みについて、心理学の視点から記事内容を監修しています。